喜多方には、由緒ある寺院や神社が多くあります。建造物やそこに祀られる仏像は、文化財としても優れたものが多く、この山あいの閑静なまちに暮らす人々の信仰の篤さと文化を育む豊かな心が推し量られます。
 なかでも、願成寺に安置されている「木造阿弥陀如来」は会津大仏とも呼ばれているだけあり、241センチの大きな仏像です。小さな千体仏からなる舟形光背を背に、両脇を観音菩薩と勢至菩薩にまもられてゆったりと座す姿に圧倒されます。
 また、ぜひ訪れたい珍しい文化財は、新宮熊野神社「長床」です。長床は熊野神社の拝殿として建てられたもので、44本の太い柱に茅葺寄棟造り、周りには壁も扉もない吹き抜けの壮大な建物です。その昔、修験者が厳しい修業に励んだ道場として使われたこともあったと伝えられています。

神社・仏閣のスポット

ご覧になりたいスポットをクリックしてください。