竹屋観音寺

竹屋観音寺

塩川町竹屋に位置する曹洞宗の寺院。観音堂は会津三十三観音の第8番札所で、本尊は等身の如意輪観音坐像である。江戸時代の地誌『新編会津風土記』によると、天正元(1573)年、越後国から快元なる禅僧が当地を訪れ、現在寺院が立つ場所から北の山下の「明蓮寺」を建立し、運慶作の如意輪観音像を安置したのが始まりという。
如意輪観音坐像に見られる充実した身体や男性的な表現は鎌倉時代の特色をよく示しており、熟練の仏師の手によるものである。また、像の安置される観音堂は『新編会津風土記』に正徳年間(1711-1716)に建立されたものとあるが、堂の周囲を廻る縁に取り付けられた擬宝珠には正徳6(1716)年の年号がある。
・木造如意輪観音坐像(県指定重要文化財)/竹屋観音堂(市指定有形文化財)

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スポット基本情報

お問い合わせ先
竹屋観音寺
開催場所
〒 969-3504 福島県喜多方市塩川町中屋沢字台畑丙697
電話番号
0241-27-2867

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