蓮沼門三誕生の地

蓮沼門三誕生の地

蓮沼門三は日本における先駆的な社会教育家である。明治15(1882)年2月22日、耶麻郡相川村(喜多方市山都町)に生まれ、3歳の時に母と共に大沢(喜多方市岩月町)の蓮沼家に入る。勉学に励み、小学校尋常科准教員となった後、東京府師範学校(現・東京学芸大学)に入学する。在学中には「美化運動」や「風紀革正会」といった団体を立ち上げて校内環境の改善に取り組み、これらを拡大し、明治39(1906)年2月11日には精神鍛錬の団体「修養団」を設立した。蓮沼が明治42(1909)年に実業家渋沢栄一と面会したことにより、修養団は財界や教育会といった方面から援助を受けるようになり、その規模は拡大していった。
蓮沼は昭和55(1980)年に亡くなるまで、70余年にわたり社会教育の形成・発展に尽くした功績を称えられ、昭和47(1972)年に喜多方市名誉市民第1号となったほか、藍綬褒章、勲三等瑞宝章、勲二等瑞宝章、正四位(没後)の章を受けている。

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喜多方市文化課
開催場所
〒 969-4107 福島県喜多方市山都町相川地区
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