示現寺正安の碑

示現寺正安の碑

熱塩・示現寺の開山堂付近に所在。正安3(1301)年の銘をもつ供養塔で、高さは134㎝である。石の平らな面に縁を設け、その中に蓮華座を伴う阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩を意味する3つの種字(梵字)が彫られている。種字の下には「諸行無常 是正滅法 生滅滅巳 寂滅爲楽 孝子敬白」と陰刻されており、その内容から、亡き両親の追善供養のために建立されたものと分かる。中世に制作された石造物は喜多方において複数確認されているが、鎌倉時代末期に遡る例は貴重である。
・示現寺正安の碑(市指定史跡)

スポット基本情報

お問い合わせ先
喜多方市文化課
開催場所
〒 966-0101 福島県喜多方市熱塩加納町熱塩字熱塩甲795
電話番号
0241-24-5323