喜多方には、由緒ある寺院や神社が多くあります。建造物やそこにまつられる仏像は、文化財としても優れたものが多く、この山あいの閑静なまちに暮らす人々の信仰の篤さと文化を育む豊かな心が推し量られます。
なかでも、願成寺に安置されている「木造阿弥陀如来」は会津大仏とも呼ばれているだけあって、241センチの大きな仏像です。小さな千体仏からなる舟形光背を背に、両脇を観音菩薩と勢至菩薩にまもられてゆったりと座す姿に圧倒されます。
また、ぜひ訪れたい珍しい文化財は、新宮熊野神社「長床」です。長床は熊野神社の拝殿として建てられたもので、44本の太い柱に茅葺寄棟造り、周りには壁も扉もない吹き抜けの壮大な建物です。その昔、修験者が厳しい修業に励んだ道場として使われたこともあったと伝えられています。
天喜3年(1055)源頼義の勧請とされる古社。拝殿「長床」は平安時代の神殿作りの建物で、直径1尺5寸の円柱44本等間隔に5列並んでおり、全部吹き抜けになっている。併設されている熊野神社宝物殿には銅鉢をはじめ、多くの国、県指定文化財が保存されており、拝観することができる。
所有文化財 |
長床・銅鐘・銅鉢(国重文) 木造文殊菩薩騎獅像・鰐口・牛玉版木(県重文) 木造薬師如来像(市重文) |
問合わせ先 |
新宮熊野神社長床保存会 |
電話番号 |
0241-23-0775 |
拝観料 |
大人300円(250円) 高校生200円(150円) 中学生以下無料 ()は20名以上の団体料金 |
慶徳稲荷神社の田植神事は明応年中(1492〜1500年)に地頭が神田を寄付し、供物を備え、その年の吉凶を占い、田植え歌を歌いながら神田に田植えをしたのが初めと伝えられている。一度廃れたが、江戸時代に復活した。田植え神事の分布上、日本の北限である。
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
女人禁制の神聖な山として尊ばれてきた飯豊の頂上と一ノ木にある。所蔵する銅造五大虚空蔵菩薩坐像は、県指定重要文化財で飯豊山神社五社権現の本地仏。修験道と関係の深い神仏習合による飯豊山信仰を如実に示す仏像群で、本体は山頂に運搬可能なように肩と膝先で分解できる。
所有文化財 |
銅造地蔵菩薩坐像・銅造五大虚空蔵菩薩坐像(県重文) |
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
平安初期、空海の建立。640年前に源翁禅師が護法山示現寺として再建。座禅の体験もできる(有料)。14世紀代の南北朝期から戦国時代の16世紀にかけて耶麻郡各所の武士から土地の寄進を受けた古文書群をはじめ貴重な文化財がある。
総門は、総ケヤキ材の四脚門で江戸時代の寛保年間頃に建てられたと伝えられている。彫物などはないが、禅寺の古刹に相応しく重厚かつ質朴豪放な門となっており、示現寺の荘厳な雰囲気を醸し出している。(市指定文化財)
所有文化財 |
観音堂・椿彫木彩漆笈(国重文) 木造千手観音立像・源翁和尚坐像・総門・示現寺文書(県重文) 正安の碑 |
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
長光の追善供養のため、天文12(1543)年に虚空蔵像を製作して祀ったのが寺の創始といわれている。所蔵する木造虚空蔵菩薩坐像は、襞の少ない衣紋など表現の省略が多いが、像の底面には天文12(1543)年の銘があり、当地方における室町時代後期の代表的作例である。
所有文化財 |
木造虚空蔵菩薩坐像 |
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
嘉禄3(安貞元年・1227)年、陸奥国に流された浄土宗多念義派の開祖隆寛の開基と伝えられる古刹。隆寛は嘉禄3年12月に相模の飯山で没したが、遺言により高弟である実成が、当初の流配地であったこの地に遺骨を葬り、一寺を建てたのが願成寺という。(嘉禄3年は12月に安貞に改められている)
願成寺の山門と大仏堂は、元禄10年から延宝年間頃の建築物。山門は和様と唐様の折衷様式で、十二支などが配される、珍しい門である。
阿弥陀堂は、山門同様に和、唐折衷の建物であるが、会津大仏といわれる阿弥陀仏とともに大仏堂とも呼ばれた。内陣に描かれる飛天女は見事である。市の重要文化財に指定されている。
所有文化財 |
木造阿弥陀如来坐像及び両脇侍坐像(国重文) 木造行道面(県重文) 願成寺山門・阿弥陀堂(大仏堂)市重文 |
問合わせ先 |
願成寺 |
電話番号 |
0241-22-1565 |
かつては多くの僧坊を抱える大寺だったと伝えるが、天正18(1590)年の伊達政宗侵攻により、兵火にかかり失われたという。付近には大門などの字名が残る。ご本尊は、1.64mの木像(寄木造り)釈迦如来像。これにより、奈良の西大寺を中心とする律宗の流れが会津地方まで及んでいたことがわかる。
所有文化財 |
木造釈迦如来立像(県重文) |
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
古くからあった薬師如来を安置する薬師堂に、慶長年間、門劫寺という寺を移して、中善寺として再興したとされる。
所有文化財 |
木造薬師如来坐像(国重文) |
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
所有文化財 |
銅造聖観音菩薩立像(県重文)県立博物館に寄託 |
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
弘安6(1283)年に創建されたと伝えられる由緒ある古刹。境内の「アーンク」一尊種字のある供養塔や江戸時代の梵鐘などの市指定文化財を多く所蔵する。
所有文化財 |
木造大日如来坐像(県重文)(県立博物館に寄託) 梵鐘 |
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
勝福寺の創建年代は明らかではないが、縁起では平安時代に遡るとされ、勝御前にまつわる伝説が残る。観音堂は享禄2(1529)年に火事にあい、永禄年間(1558〜69)に当時会津地方を治めていた戦国大名、蘆名盛氏・盛興父子により再建された。境内には、その時に寄進された梵鐘(県指定重文)が残る。
観音堂は国指定重文となり、昭和61年に復元された。唐様の建築様式で建てられている。
所有文化財 |
観音堂(国重文) 木造不動明王立像(県文重) 木造毘沙門天立像(県重文) 銅鐘(県重文) |
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
源翁和尚が応安元(1368)年にこの寺を開山。応永2年の春、那須野ケ原殺生石の霊が現れ、白狐に変わり、尾を巻いて山に飛び去ったことから、山号を巻尾山という。優れた山門がある。
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
竹屋集落にある大雲山観音寺本堂に隣接する観音堂。会津三十三観音の第八札所で、多くの参拝者が訪れ、観音堂には県指定の木造如意輪観音坐像が本尊として安置されている。江戸時代の正徳年間(1711〜16年)に再建され、現在は市の指定文化財となっている。
所有文化財 |
木造如意輪観音坐像(県重文) |
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
八百比丘尼の伝承ある寺として有名。ここに住職として八百歳の年齢を保ったので、八百比丘尼と称していたと伝えられる。比丘尼堂のある境内は中世より続く古札としての雰囲気にあふれる。
所有文化財 |
木造聖徳太子像(県重文)など |
問合わせ先 |
喜多方観光協会 |
電話番号 |
0241-24-5200 |
※国重文・・・ 国指定重要文化財
※県重文・・・ 県指定重要文化財