喜多方観光コースの提案 テクノカレッジ会津・観光サービス科 2年生
このたび喜多方観光協会では、9月6日から10月4日までの間、喜多方市塩川町にある福島県立会津高等技術専門校(テクノカレッジ会津)の観光サービス科2年生14名の校外実習を受け入れ、
全4回コースで「喜多方流おもてなしのまちづくり」「観光立国の実現に向けて」などの講義や「観光案内体験」や「旅行コースの企画体験」のメニューを実施しました。
特に、旅行コースの企画体験では、若い視点から喜多方の観光資源を捉えた魅力的なコースが提案されました。
喜多方駅〜蔵馬車で移動〜提案:レトロバスにより登校〜夢相館〜提案:レトロバスで下校〜若喜商店〜喜多方駅
おもひでコースはこちら(PDF)
写真はコースを提案した学生の皆さんです。
この企画は、「旧喜多方市立岩月中学校」の木造校舎を生涯学習施設として活用している岩月夢想館(いわつきむそうかん)を舞台とした企画です。 企画全体に「1校時」、「給食」、「放課後の寄り道」など「学校」関連の言葉が散りばめられているので、タイトルと企画内容の一体感が感じられます。 ターゲットは「木造校舎が懐かしい」と感じる世代ですが、「楽篆(らくてん)工房」における漢字を味わえる体験メニューを盛り込んだことで「外国人観光客」にも楽しんでいただこうと趣向を凝らしています。 また、この企画に盛り込まれている「蔵馬車」や「レトロバス」がこの区間を運行できるかどうかは別として、喜多方ならでは交通手段を盛り込んだことからも「喜多方ならでは」のオリジナリティが感じられます。 1校時から3校時のメニューは、どれも「木造校舎」世代にとって懐かしいばかりでなく、親が子に思い出話をするためのきっかけとしても効果的だと思われ、家族向けの企画としてもおもしろいと思います。 また、この企画には細かい説明がありませんが、寄り道の「若喜商店」では「レンガ蔵を見たり、駄菓子を買ったり、木製のおもちゃで遊ぶ」など、自分たちが散策した経路をしっかり観察して企画に反映しています。 できれば「モデルコース」の位置関係がわかる簡単な地図があればいいと思います。 実はこの企画の「絵コンテ」がとても素晴らしかったので、ぜひ「手描き」の提案書も仕上げてもらいたいと思います。
喜多方駅〜蔵馬車で移動〜提案:喜多方到着〜らーめんを食べる〜カフェで一休み〜おみやげを買う〜夜景を見る〜帰宅
変わらない愛、変わらない景色コースはこちら(PDF)
写真はコースを提案した学生の皆さんです。
この企画は、喜多方市東部にある「恋人坂」「恋人岬」と呼ばれる、絶景ポイントを観光コースとして提案しています。 ターゲットは非常に綿密に設定されています。 まずは若いカップルに「美しい夜景ポイント」を紹介しつつ、その二人が将来結婚し子どもと一緒にこの夜景を見に来てほしい、そして熟年を迎えて再び「思い出の場所」として訪れてほしい、また自分たちの子どもに恋人ができたときにも大切な人を連れて訪れて欲しい、そうして喜多方を繰り返し訪れるうちに蔵の魅力にも気付いてもらえるという願いが込められています。 シーズナリティーにも工夫が施されており、恋人坂の「春夏秋冬」の魅力を紹介することで、一年中「いつでも」楽しめる観光スポットというアピールがなされています。 そういう意味では導入部分の文章はとてもわかりやすくなっていると思います。 また、おすすめルートでは、「日帰り客が多い」という現状を素直に受け止め、あえて宿泊につなげることなく、「日帰りで楽しめるコース」を作成しています。 現在のところ、「恋人坂のジンクス」は「提案」にとどまっていますが、将来的にこのようなラッキーアイテムの「キーホルダー」を伴うジンクスが定着すれば(仕掛けも必要ですが)、観光関連商品の売り上げにも影響を与えることができそうです。 現地までの地図情報があればいいですね。
ぱぱとママと手をつなごう〜おこづかいをもらおう!!〜おかいものをしよう・ひとりでできるかな
〜おもてなすのなっちゃんとシャッターチャンス〜おひるごはん なにをたべよう〜パパとメンコしょうぶ〜まわりにおうまさんいたかな〜おじいちゃんとおばあちゃんにおみやげかったかな〜きたかたのおもいでできたかな〜いっかいやすみ〜おかしもぐもぐ〜またいこうね〜ゴール おじいちゃんおばあちゃんただいま〜/p>
おじいちゃん・おばあちゃんただいまコースはこちら(JPG)
写真はコースを提案した学生の皆さんです。
この企画は、「喜多方がふるさとでない人にとっても『ふるさとのような温かさがある喜多方』へ家族で訪れてほしい」いうコンセプトで企画されています。 タイトルの「おじいちゃん おばあちゃん ただいま」にはそのような想いが込められています。(サブタイトルもあるといいですね) 企画会議で一番熱心に議論されたのは、「喜多方で小さな子どもさんにどうやって楽しんでもらえるか」ということでした。 その結果、「子どもは自分でお金(小銭)を使って買い物をするのが楽しいのではないか」ということになり、エリアを限定して子どもが小銭で買い物をできるマップをつくりました。 またアイテムとしては、「お父さんお母さんから旅行用に特別にもらったお小遣い」を入れて首からさげることができる「お財布」を用意してはどうかというアイディアも出されました。 スタートが「駅」になっているのは、喜多方に到着したらまず駅に向かい、このマップとお財布を受け取ってもらうことを想定しているからです。 しかもマップを子どもが親しみやすいように「すごろく」のようなデザインにしました。 手描きのイラストもとても効果的だと思います。 マップには「きりとり線」があって、親御さんと子どもが別々に持ち歩けるようにしたこともいいアイディアだと思います。 他にもこのマップを持ってスタンプラリーのようなことをやって最後に画用紙やクレヨンなど、旅行の思い出を描くことのできる文房具をプレゼントできないか」とのアイディアも出されました。 いろいろな楽しみ方ができそうな企画ですね。