
塩川町は江戸時代初期から会津五街道のひとつ「米沢街道」の宿場町として栄えました。また、舟運のまちとして会津の重要な物流の拠点でもあり、新潟から阿賀川を通じて塩が運ばれ、陸揚げされた場所であることから「塩川」という地名となったという言い伝えも残っている歴史ある町です。
歴史の街並みを散策したり、名物の鳥モツを食べ歩くのもおすすめです。塩川駅から徒歩10分程度で行ける「御殿場公園」には春には桜、初夏には花しょうぶが咲き誇ります。近くの「日橋川緑地公園」は7月最終日曜日に開催される、二市一ヶ村日橋川川の祭典いかだ下り大会・花火大会の会場となります。また、10月には福島県内唯一の日本気球連盟公認の競技会である会津塩川バルーンフェスティバルのメイン会場として利用されます。
1.塩川物産館 「川番所」

まち歩きの拠点として、まず立ち寄りたい施設です。1階は観光パンフレットや物産品、塩川町に関する冊子・書籍があります。2階「阿賀らん処」では舟運の歴史をパネルで展示しています。米・たばこ・塗り物などを積み出し、帰り荷として、綿布・反物・海産物が運び込まれました。駐車場・お手洗いは一声おかけください。
2.宿場町の面影が残る建物・屋号に注目

川番所近く 松本屋・会津みそ・のれん漬け
新町通り 淀屋・味噌醤油
奈良屋・「銘菓ここのえ」と柚子のお菓子
ほかにも、「○○○ゆかりの地」などの記念碑もありますのでゆっくりと散策されることをおすすめいたします。
3.駒形神社

駒形原の駒形大明神を江戸時代末期に現在の阿弥陀寺に合併、明治5年に地域の郷社に指定されました。旧米沢街道の石標が境内に移設されています。
4.塩川鳥モツ伝承会のお店でランチ

「モツ煮」といえば豚や牛の内臓を思い浮かべますが、塩川町では昔から柔らかい鳥皮の煮込みを「モツ煮」と呼びます。コラーゲンたっぷりの「モツ煮」はおつまみにもご飯のお供にもぴったりです。
5.御殿場公園

かつて会津藩の行楽地としても利用された御殿場には「御殿場公園」が整備され、春の桜や初夏の花しょうぶ等季節の花が楽しめるスポットとなっています。
近年は改修工事が進み、花しょうぶ園路の舗装化、市内唯一の大型遊具の設置、多目的広場の整備が行われ、小さなお子様から大人まで楽しめる地域の憩いの場となっています